天国ニイル相棒 。
よく。 サ
お笑い芸人サンなんかが。
武勇伝的なカンジで
芸人の誰々。 ナント！
「 女性経験人数 〇百人！」
トカ。 よくネタでヤッテンジャン
アノ芸人。
ゼンゼン カッコ良くネエジャン・・
ホントかァ・・？
フカシじゃねえの・・？
トカ。 思うんダケド サ
オイラの相棒 。
写真でオイラの隣りにいるヤッコ。
いまは天国にいるんダケドナ
コヤツは ホンットに！
「 リアル 〇百人斬り。」
だったんスヨ。 マジのマジで。
初遭遇は。 ヨコハマの盛り場。
オイラが。十代後半 。
相棒は。二十代前半。
ロン毛 鬼メッシュに
グレー系のスーツ着てて。
ウワ・・ ナニ。 コヤツ！
メチャ色気あってカッコイイやんけ・・
オレよかチョイ年上カナァ・・
で。 向こうは。 向こうで。
むむ！ 最近 湘南から来てるという
若手とは コヤツのことか・・
おれと同じガンメッシュ・・！
これはナメられないようにしなくてわ・・
ミタイなカンジの 初対面 。
で。 不良たちとギャルが入り混じるなか。
メチャクチャ ボケ倒すノヨ 相棒が。
で。 初めて見るタイプのニンゲンだったのよ。
見た目。「 正統派イケメン 」のくせに。
中身。「 超。のつく。芸人肌。」の ヤツ。
超ツボ。だったワケデスヨ オレ的ニワ。
相棒のボケが。
もう。何のギャグだろうが
ハハハハハハハッ！！！ って
一番先にオレが笑っちゃうワケ 。
で。 オレがいつも一番笑ってんのに。
全然オレのほう見もしなかったのよ
最初のほうは。相棒
照れてんのか。シャイなのか。
で。オレは
ギャガーではないけど。
あんまシャイではなかったノヨ
まあ今もダケド
たぶん。 相棒は
いつも冗談ばっか言って
フザケてばっかのくせに。
実は結構 慎重に
相手に対して。
「 どこまで踏み込んで良いのか。」
みたいなのを
考えてたタイプだったんじゃネエカナ
そんな ある日 。
盛り場のバックヤードで
タバコ吸ってたら。
ああ。おつかれ。HISAOちゃん。
あのさ・・
いつもどこで服とか買ってんの・・？
アア！！ SHUチャン！
やっとジブンから話しかけてキタァ！！
ハハハハハ！！
はは・・・ いや さあ
なんか地元も違うし。
気安く話しかけたら わりいかな？ って・・
エエッ！！？ ナンデ ナンデ！？
ゼンゼン気安く来てもらってイイノニ！
服ッスカ・・？
ゥ～～ン・・
渋谷が多いカナァ・・
オレなんかの行く店でヨカッタラ。
ゼンゼン紹介シマスヨ・・！
一緒に行こうヨ！！
ほんとぉ～～？
教えてほしいわ～ マジで
今度いつヒマ？
連れてってよ 渋谷 。
エ？ ナンナラ今もヒマだし
明日もヒマっすよ。
あ。明日おれも暇だったから
明日行こうよ。
なら そうだ。
車貸してくれそうな女子に
片っ端から電話するわ。
出ェ～～～マシタ！！
オンナッタラシ！！
翌日行った買い物行脚で
一気に打ち解け。
その後はいつも一緒に
昼夜 遊びまわるコトになった。
夕方～夜にかけ。
盛り場のバーテンの仕事して
仕事おわったら
ソッコー ナンパに出かける
その。ナンパのときの。
相棒のナンパ術たるや。
超絶怒涛の話術・話芸。
なんてったって。
相棒の前職は 「 スカウト。」
つまり。
女の子に話しかけて
足を止めさせるのが仕事だった。
ギャガーの相棒に対して
ジブンは完全に補佐にまわっていた。
相棒を滑らせないために
すべてのギャグに対して
いち早くリアクションする。
ソンナンで。
毎夜 毎夜 ナンパしてると。
全然タイプじゃない。
ってコしか ゲトれない日だって
ザラにあるわけデスヨ
でね。
まったくもって。
カマトトぶる訳ジャナイヨ
リアルなジブン分析ね。
ジブンは どっちか。っつーと
据え膳食わぬは的なタイプじゃないのよ
まあザックリ言うと
ノーマル型のツマンネー奴ってコト
イケるなら。
誰でも喰おう。
ホトトギス。
な。タイプじゃないワケ
B なら。数打つ意味無し。ミテエナ
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で。
相棒の方は。 と イウト
昭和の芸人魂 と イウカ
破天荒型のオモレェタイプ
B でも C でも XYZ でも お構いなし。
イケるなら。
この世のオナゴすべて平らげよう
ホトトギス。
ミテエナ 。
言うなれば
スーパーチャレンジャー
だったんデス
ある日 。
ギャル風の二人組が乗った車がいたワケ。
そんで。
その日はもう
空が白みかけて
夜が明ける 寸前。
その二人組がラストチャンスだったワケ。
「 よし！ ラストに賭けよう！」
つって。 ナンパしたら・・・
運転席に。
「 研〇オコ 」がギャル服来たような
オンナが乗ってて。
助手席 見たら。
なんか。 異様にデカイ。
「 デッカチャンが女装した。」
みてえなギャルが乗ってんノヨ
で。
相棒と いつも決めてた合図があって
助手席のオレが 。
「 ア。 コノ子ラは 完全アウトです。」
思ったら
カオを相棒に向けず
後ろ手でペケマークを送る。
ってのが あったんダケド
なん！ っべん ペケマークしても。
クルマ発進させねえから。
振り向いたら。
相棒 。
「 カレーのCM の 反町。」ミテエナ
キメ顔 ナッチャッテんノヨ・・！
ハンターの顔つきナノヨ モウ
小声で。 相棒に
SHUチャン！
マズイって！ アレわサスガに！
行ったら。負けダッテ！ 逆に！
勇気ある撤退ダッテ！ 今日わ！
ふふ・・・
HISAOちゃん。
いいわ。 あっちのコ。
いけるわ。 俺
ド！ ド！ ド！ ドッチヨ！！？？
「 助手席。」
「 デッカチャンのほうカイ！！！！」
で。 結局
ナンパも成功しちゃって。
着いてくるコトになったのよ
ソノ二人組 。
SHUチャン 。
正気の沙汰ジャネエゾ
相手。
研〇オコと
デッカチャン ダゾ・・・
HISAOちゃん。
俺ら今日まで。
ナンパ４９連勝中だったんだぜ。
これで５０連勝になるのを
みすみす逃せないでしょ・・
ソンデ 。
女の子ら。
クルマから降りてきたら。 サ・・・
助手席のギャル。
身長１８０超え。
推定体重 余裕で三桁。
マイクベルナルドみてえなガタイなのよ
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・ナア SHUちゃん。
アナタのチャレンジ精神わワカルケド
マジでヤメトケって。アレワ
K-１のヘビー級選手ぐれえのガタイだぞ。ナア
もはやギャルでもなんでもネエヨ アレワ
ただの。 マイクベルナルド。だって
ふふふ。 HISAOちゃん。
俺は一回
まぐわってみたかったのよ。
自分より でかい女と。ね
まさに相手にとって不覚無し。ですよ
「 大バカヤロウ ジャネエカ。」
で。
ソノ子ラ連れて
テキトーに遊んで
オレラの職場に戻って来たワケ
その職場って。
半分がクラブスペースで
もう半分がレストランになってて
クラブに招待された
アーティストたちが使う
控え室があったのよ。
で。
女の子らもついて来たから。
オレは研〇オコのほうを
アーティスト用の控え室に
連れてってやって。
そのデカいソファーで寝れんカラ
そこで寝な。つって
ジブンはレストランスペースの
テラス席に行って
ビーチベットみてえなの持ってきて
寝ようと思ったノヨ
朝の空気吸いながら。
でも。妙に目が覚めちゃって
寝れネエカラ
スタッフルームから
ファッション誌持って来て
そのあと相棒と行く予定だった
服屋のチェックしてたノヨ
で。
「 アア。 スプモーニ飲みてえな。」
思ったから
事務所からクラブの鍵 持ってきて
クラブのバーに向かったノヨ・・・
ソンデ。 鍵開けようとシタラ
すでに開いてんノヨ 鍵が。
ナンダ・・
クラブのスタッフ
鍵閉め忘れたんか・・？
マア イイヤ。 つって
ドア開けて中入ってったワケヨ。
・・・・・シ タ ラ さ。・・・・・
「 ヤッテんノヨ。相棒とベルナルドが。」
せいぜい スーパーライト級位の相棒が。
ヘビー級のベルナルド 相手に 。
クラブのベロア調の椅子やら。
ソファーやらを駆使して。
体格の差を「 無効化。」して
見事。渡り合ってるワケヨ
ナンカ。 もう。
目の前の光景が
ウソか現実なのか
ワカンナクなってきて。
脳が。 ナンカ「 スゥーーーーン。」
ナッテ
・・・ァ ソウダ・・・
たぶんオレわ
黒澤明監督の映画「 夢 」のなかに
迷い込んでるんだ・・・
ダカラ
気にシナイ 気にシナイ。
つって。
普通に棚から カンパリ取って
冷蔵庫からグレープフルーツ出して
スプモーニ作って。
スプモーニすすりながら
ファッション誌 読んだ 。
しばらくしたら。
相棒が オレに気付いて
ベルナルド抱きながら
カレーのCM の反町のカオで
こっちに向かって
サムズアップしてきた。
オレもスプモーニすすりながら
サムズアップを返した 。
クルマの窓ガラスは
いつも割れてるし。
オンナなら
ホント誰でもいっちゃうし
ちょっと寝たら
すぐ起きて なんかしだすし
ホント ハチャメチャなヤツだったけど
いつもヒトを笑顔にして
一緒にいて。
あんなに 落ち着くヤツはいなかった
よく。
もし。生まれ変わったら。
なんていうけど
そんなことが出来るなら
またお互い 男に生まれて
子供の頃は別々で育って
ド青春時代に。遭遇する。
ソンナノガ。 イイネ。
でも。 次は
頼むから 俺と同じくらい 生きて欲しい。
数年間しか
一緒に過ごせなかったけど
オレを含め
周りのみんなを
笑顔にし続けた相棒にココロから感謝です。
ヨカッタラ ドーゾ
ジャマタ
