ちょいムカシ。(シゴトとカンケー無いし長いデス)

ちょいムカシ。(シゴトとカンケー無いし長いデス)

かなり前のハナシですが、

知人が飲食店をオープンしたと聞き、シゴトの合間見ていってミタ。

オープン後、そう間も空いてないし、まあ連絡無しでもいるダロウ。 と思い、ホントにフラッと。

店前に着くと、脇の階段上って二階が店舗になっているヨウダ。

ブイーンと自動ドアを開け、「 コンチワー」 とアイサツ。

カウンターキッチンのような場所に、二人の中年女性。

言葉は発さず、「 ナンデスカ?」みたいな顔して立ってる。

基本、ジブンは店とか入るトキ、なかにいる店員さんに「 コンチワ。」と言うようにしてる。

基本 何屋でも。 

限られた空間でファーストコンタクトで コンチワ。っていうだけで、空間の居心地が変わる気がするからだ。

アメリカ人とかその辺 得意。 ニホンジンはその辺、意外とニガテ。

昔、職場の上司に、「 良い接客を受けたければ、良いお客でいろ。」 と言われてから、

よその店行ったトキの「 コンチワ 」はちょっと大事にしてる。

ましてや今回、知人のお店。

そこの店員さんにシラ~っとした態度はよくないので、いつも以上のコンチワ。を繰り出してミタ・・

が、

女性は「?」の表情を崩さず、黙ったまま。

コンチワ無視。  なかなか斬新なパターン。

ん~・・  と思ったが、「 マ ィイヤ。」と気持ちを切り替え、「 ご飯頼みたいんですケド。」と伝えると、

オモムロに、「 何にしますか?」 と聞いてくるので、

・・・・・・・・・・・・・・・・・。   「 あの、メニュー見せてもらえマスカ。」 と頼むと、

「 階段のしたのところに黒板でメニュー書いてあるんですケド。」 と一言。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

メニュー、

店内にネエノカヨ。

「 マ。 しゃーない。」と再度気持ちを切り替え、

知人いないなら、テイクアウトにすっか。出来るって言ってたし。 と思い、

「 テイクアウト出来ますよね?」 と尋ねると、

「 いまの時間、店内でもテイクアウトでも時間かかりますよ。」 とヒトコト。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ホゥ。

店内、

どー見ても、二組しかイネエケド。    急ぐ気持ちとかはネエワケ?

呆れて帰ろうとしたら、 店のドアが開き、知ったカオが・・

「 あー!  HISAOさん。 来てくれたんすねー! スイマセン! ちょっと用事で出てて。」

「 ヨカッター。いないのかと思った。」

その瞬間・・

いままで話してたオバチャン、 奥から超スピードでなんか持ってきて、

「 オキャクサマ~!!  こちらメニューにナリマ~ス!!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

   メニュー、

  あんじゃんカヨ。

オーナーの知人と解ってからのこの変貌ぶり、このヒト スゲーな。

コップの水とか20秒に一回くらいのハイペースで注ぎに来るし・・

さっきまでの 鉄仮面みてえなカオが いきなりフル笑顔だし・・ 逆にそれがコエーし・・

マ ィイヤ。と思いつつ、ご飯オーダーすると、

「 ハイッ‼  オキャクサマ‼  すぐにお持ちイタシマスッ‼」

「 いや。いいすよ順番どーり出してくれれば。」

「 ハイッ‼  オキャクサマ‼  すぐにお持ちイタシマスッ‼」

「 時間かかるんでしょ。 オーナーさんと話してるからいいすよ。」

「 ハイッ‼  オキャクサマ‼  すぐにお持ちイタシマスッ‼」

「 あの。 水。  そんな注がれても飲みきんないからいいすよ。 向こうのテーブルのヒトたち コップ空いてるよ。」

「 ハイッ‼  オキャクサマ‼  すぐにお持ちイタシマスッ‼」

だ~めだコリャ。 完全にそのフレーズ連呼で切り抜ける作戦だわ・・

その後も、時折 変化球として、

「 オキャクサマ‼ お荷物お預かりイタシマショウカ‼」

「 あの・・  預ける荷物無いからいいすよ。  水もこぼれそうだから注がなくていいです。」

等のやりとりを繰り返し、

よーやく完食。

ハイトーンボイスで オキャクサマ‼ を連呼されると逆に食いづらいのだな。 と新たな発
見をした一日だった。

あれから数年、

あのオバチャンが オーナー知人とかカンケー無くコップの水を注げてるといいな。  

・・とふと思いマシタ。

エー

次は多分マジメにブログやります。

ジャマタ。

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