オリジナルウォレット。 カラー等の説明

今回、少々長めの巻ですが、
最後までしっかり見ていただければ幸いです 。
まずはベースとなるレザーカラーと、
ステッチカラーのご説明 。
こちらは「 ブラウンレザー 」。
ステッチカラーは、オレンジ 。
上品なシボ感のブラウンレザーに
オレンジの糸が映えます。
こちらは一見ブラックに見えますが、
厳密には、
「 限りなく黒に近い、焦げ茶。」 と説明しておきます。
光の当たり方によって、うっすらグリーンがかったり、
うっすらグレーがかったりして見える面白いカラーです。
ステッチカラーは、「 ブラウン 」。
最近のチープなウォレットなどによく見かける、
ベタッと黒い塗料で染色されたブラックレザーとは異なり、
上品で、アジのあるレザーです。
こちらのレザーカラーは、「 レッドブラウン 」。
ステッチカラーは、「 オリーブグリーン 」となっています。
上品なレッドブラウンの革の色を活かそうと考え、
こちらも敢えて同系色のステッチを使用しないで製作しました 。
結果は、大成功と言えるでしょう 。
どのカラーにも言えますが、
使っていった後の、革のツヤ感等の経年変化が非常に楽しみですね。
インサイド「 仕様。」
中央部にコイン入れ、
その両サイド、左右2ヵ所の札入れ、
片側6枚、左右12枚のカード収納 。
コイン入れに関しては、
絶妙なクリアランスで作られていますので、
メインファスナーを閉じることで、
小銭が出ることはありません 。
ファスナー開閉が一度で済むので
支払いの際の手間が省け、非常に楽です。
裁断、ステッチワークの精確さは
言うまでもありませんが、
敢えて言うとすれば、秀逸。の一言 。
そして、
カード収納部の裏にも、
大きなスペースの収納を設けていますので、
領収書、ポイントカード等の収納にも困りません。
こちらも左右 2ヵ所設けています 。
「 レザー裁断面の処理。」 ですが、
裁断面のコバ部分には、
蜜蝋( ミツロウ )を、熱したコテを使用し、コバに浸透させます。
温度が高すぎると革が焦げるし低すぎるとロウが入って行かないので温度管理が大事です。
ロウが固まってしまわない内に布で磨き上げます。
一般的なコバ処理の後、
上記のような手間をかけることで、
美しいツヤが生まれ、耐久性も上がります。
こちらの画像の
ファスナーが納まっていく、「 レザーの底部分 」。
通常なら、レザーの裏面が見えるのですが、
こちらのウォレットは、
表面のレザーを「 極薄に漉いた革を張り合わせる 」ことで、
見た目の綺麗さと強度のUPにつながっております。
ここまで手を入れているジップウォレットをなかなか有りません。
他にも まだまだ拘りのポイントがあるのですが、
ここに書ききれないので、常連さん等には実際に店舗にてご説明します 。
長くなりましたが、最後に。
ホンジツ、 駆けつけてくれたヒト 。
ブラウンをお気に召したご様子でした 。
いつもありがとう 。
それではまた。