ウォレット。 [ sample ]
![ウォレット。 [ sample ]](https://easterblue.jp/wp-content/uploads/blog-old/blog_import_5ce69098eb889.jpg)
easter blue オリジナル、
ロング ウォレットのサンプル 。
少しずつブログに掲載していきます 。
今回、少々長めの商品説明文となりますが、
恐縮ですが、よく読んでいただければ幸いです。
制作打ち合わせ時、
「 過去最高難度。」 と言われた「 箔押しデザイン 」。
お手間をおかけしました 。
私のほうで、何十回とデザインの線幅等を修正し、
職人の方には何十回と、プレスの作業にトライしていただきました。
秀逸な捺印を求め、辿り着いたのは、
「 高温 短時間 高圧力 でのプレス。」
奥が深い 。
ちなみに、ウォレット表革に使用したのは、
国内産 キップ。( 仔牛の革 ) という種類のレザー 。
使用によるキズに強く、全体に均一に広がる美しいシボ、
適度なしなやかさと、適度なハリが特徴です 。
私も色々 試してみましたが、本当に傷に強いレザーです。
また、一枚の革のなかでも、
質の悪い部分に当たってしまう可能性のある、
「 首部分、腹部、足部分 」
上記の部分は使用せずに制作しております。
革の取り都合優先の大量生産体制で作られた物とは 一線を画す拘り。
革の良い部分を安定供給することを優先しています。
そして、ブラウンカラーのキップレザーに対し、
ステッチ糸のカラーは「 オレンジ 」を採用しました。
程良いアクセントカラーにより、
ウォレット全体が引き締まる印象を受けます。
ステッチ工程に関しての こだわりポイントは、
「 太過ぎない糸・広過ぎない 糸ピッチ。」
このステッチ感が、全体にエレガントな印象を与えます。
続いて、こちらの画像です 。
ファスナーの引手部分は、既製品を排除し、
オリジナルのレザーパーツを使用しています 。
このひと手間で、高級感がより一層高まります。
本来、ベースとなる革のみで作るのが一般的ですが、
引き手はとても付加のかかる箇所なので、
ベースとなる革の裏にナイロン製の伸び止めテープを貼り、
更にベースと同じ革を極薄に漉いたものを貼り合わせてあります。
こうする事でとても丈夫に仕上がるのです。
さらに、「 トコ面 」( コバ磨き )に関して、
コバとは、革と革が縫い合わさるヘリ部分のこと。
非常にシビアでデリケートな部分で、
コバの処理にこそ職人の腕・技術・こだわりなどが見えてくるのです。
言い方を変えれば、「コバを見ればその財布のクオリティが分かる。」
と言っても過言ではありません。
私がこちらのサンプルを手にした瞬間に、
一番驚いたのは、この
「 コバ磨き、トコ面の美しい仕上がりと、触れたときの感触。」
その硬度、なめらかさは、プラスチックかと思う程の仕上がり。
過去、いろいろと触れてきた、どの物とも、
比較にならない程、こだわりを感じる コバ処理です。
私流の表現で言うと、
「 気合いと 気迫を感じる モノ作り。」
という印象ですね。
他にも、こだわりポイントがまだまだありますが、
一度では書ききれないので、本日はこのあたりで。
サンプルは、店頭にて手に取って ご覧いただけます。( ちゃんと仰っていただければ。)
ちゃんと仰っていただけないと、せっかくご来店いただいても、
ご説明等 出来ませんので、頑張って 仰ってください 。
ワタクシ。
ちゃんとした方には、噛み付きも、怒りもしませんので 。
ソーデナイ方には
私も ソーデナイ 。 かもしれませんが
ただ
ソレダケのコト 。
遠方からはるばる いらっしゃる方
肩のチカラ抜いて
楽しくイキマショウ 。
それでは「 sample 続編 」をオタノシミニ 。